The Beatles' Wonder World
HOMEブログ本館マザーグース 英文学 | ブレイク詩集 | フランス民謡 | 映画探検東京を描く | BBS



ジョンとヨーコのバラード The Ballad Of John & Yoko:ビートルズ歌詞の和訳



  サザンプトンのドックに立ってるのは
  オランダかフランスへでも行くため
  マックの男がいう
  戻ってこいよって
  誰も二人っきりにしてくれないんだ

  ほんとに いやになっちゃうよ
  まったく ひどいもんだよ
  万事この調子
  八つ裂きみたいだよ

  やっと飛行機でフランスへとび
  セーヌのほとりでハネムーン
  ピーター・ブラウンがいった
  うまくやれよ
  ジブラルタルで式をあげろよって

  ほんとに いやになっちゃうよ
  まったく ひどいもんだよ
  万事この調子
  八つ裂きみたいだよ

  アムステルダム・ヒルトンに移って
  ベッドの中で一週間
  新聞が書いた
  そこで何をしてるんだって
  ただ静かにくらしてただけさ

  ほんとに いやになっちゃうよ
  まったく ひどいもんだよ
  万事この調子
  八つ裂きみたいだよ

  お金は将来のためにためて
  ものは寄付したらいいさ
  昨夜ワイフがいうんだ
  ねえきみ 死んでしまったら
  お墓には何ももっていけないのよ

  ウィーンまでハヤワザ旅行
  袋からチョコを出して食べたら
  新聞がいった
  すっかりいかれちまった
  ヨーコがジョンをグルにかえたって

  ほんとに いやになっちゃうよ
  まったく ひどいもんだよ
  万事この調子
  八つ裂きみたいだよ

  朝の飛行機でロンドンに戻った
  たくさんのどんぐりを土産に
  プレスの男が言った
  いやあ おめでとう
  二人とも戻ってきてうれしいよって

  ほんとに いやになっちゃうよ
  まったく ひどいもんだよ
  万事この調子
  八つ裂きみたいだよ


ビートルズが1969年にリリースしたシングル。ジョンがオノ・ヨーコとの関係を世間に訴える意図で作った曲だ。当時ジョンは、ヨーコとの関係をさまざまに揶揄されていたようで、そんな偏見だらけの世間の視線を跳ね返したかったようだ。


前へHOME次へ