HOME|ブログ本館|英詩|シェイクスピア|ブレイク|マザーグース|ビートルズ|東京を描く|BBS |
カーペンターズ:歌詞の和訳と解説 |
カーペンターズ(Carpenters)は、リチャードとカレンの兄妹からなるミュージック・グループ。1970年代に活躍した。兄がピアノを弾き、妹がヴォーカルを担当するというスタイルで人気を博した。妹のカレンは非常に音域が広く、とくに低音が魅力的だった。それまで、女性ポップ歌手の歌声は、ほとんどがソプラノの高音域であり、アルトの低音を出す歌手は珍しかった。そんなポップ音楽界に、妹のカレンは革命的な転換をもたらしたと評価されている。彼女が現れて以降、アルトの女性歌手が多く出るようになるのである。 |
兄のリチャードは、12歳の時からピアノを習い、早い時期から音楽家になることを志していた。カリフォルニア州立大学で、ジョン・ベティスと出合い、その後コンビを組んで多くの名曲を生みだした。ベティスが作詞したものに、リチャードが曲をつける、という関係だった。そうして出来た曲を、リチャードとカレンのカーペンターズ兄妹がうたったわけである。カレンも、楽器が好きで、デビューした当初はドラムをたたいていたが、やがてヴォーカルに専念するようになった。 カーペンターズとは、家族の姓であるが、普通家族を名乗る時には、ザ・カーペンターズというべきところ、あえてただのカーペンターズにしたので、大工たちというふうに受け取られても仕方がない。 曲そのものが、カレンの印象通り清純な感じのものが多いので、かれらは清純派のグループと呼ばれることが多かったが、リチャードはそう受けとられることを嫌ったという。だが、やはり清純な感じの歌が多いことは否めない。 カレンは、拒食症がもとで心臓発作を起こして死んだ。拒食症に陥った原因はあきらかではないが、結婚の失敗や離婚をめぐるごたごたで、精神的な負担を抱えていたとされる。カレンの死は、拒食症など摂食障害への社会的関心を高めた。ダイアナ妃も、自身の摂食障害をカミングアウトしたほどである。 ここではそんなカーペンターズの代表的な曲を取り上げ、管理人による和訳と簡単な解説を付したい。 クロース・トゥー・ユー Close To You:カーペンターズ 愛のプレリュード We've Only Just Begun :カーペンターズ スーパースター Superstar :カーペンターズ トップ・オヴ・ザ・ワールド(わたしは有頂天):カーペンターズ あなただけのために歌うわ A Song For You:カーペンターズ イエスタディ・ワンスモア Yesterday once more :カーペンターズ シング Sing :カーペンターズ ジャンバラーヤ Jambalaya :カーペンターズの歌 ミスター・ポストマン Please Mr. Postman:カーペンターズ オンリー・イェスタデイ Only Yesterday:カーペンターズ |
HOME |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2010 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |